日本のデフレの原因は???
「So he said "there is not a high probability that deflation will become a concern." Contrasting the U.S. to Japan, he said the latter has lower productivity growth, a contracting labor force and bank problems. He maintained the U.S. banking system, on the other hand, is "strengthening."」 iMarketNews.com
バーナンキが、日本のデフレの原因について、 ・低い生産性上昇率 ・労働人口の縮小 ・銀行の不良債権 の3点を指摘したそうだ。
様々なブログ(池田信夫氏http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51459621.html 岩本康志氏http://blogs.yahoo.co.jp/iwamotoseminar/33657643.html 飯田泰之氏http://d.hatena.ne.jp/Yasuyuki-Iida/20100725)で論争が起こっているが、日本のデフレの原因について、僕はこう考える。
日本は、経済がグローバル化したことで海外との競争が激しくなっている。
円高も相俟って海外から安い商品が入ってくるので、国産品もそれに対抗して値下げせざるを得ず、デフレになる。
加えて、生産性の成長率がそれに追いつかないため、企業の利益も下がり、人件費削減で国民所得も減ってデフレが加速する。
なのに、日本は所得収支が大幅黒字な上に貿易収支も黒字なので経常収支が大幅黒字で、資本収支との合算で国際収支が黒字になってしまうために円高が止まらない。(外貨準備で調整しても黒字なので円高になる。外貨準備で国際収支をゼロに持っていくのは固定為替相場)
よって、デフレも止まらないのである。
これを打破するためには、所得収支をいじるのは難しいので主に貿易収支とサービス収支、それに資本収支を赤字化&赤字拡大化して国際収支を赤字にし、円高を是正しなければならない。(外貨準備の拡大で為替介入を行って円安にするという方法もあるが、対症療法に過ぎず、根治できない)
しかし、日本は保守的な高齢者が資産を独占している状態なので対外投資・消費が増えず、行き詰っている。ここに問題がある。
日本の喫緊の課題は、①高齢者の資産を海外に流出させることと、②若年層の所得を向上して対内・対外の消費・投資を拡大することだ。 そしてさらに、③イノベーションを促進して生産性を向上させること。
で、②と③の解決に寄与すると考えるのが、年功序列の廃止と業績連動成果報酬型の職務給への転換、転職・再就職のための市場整備とセーフティネット構築を通じた『雇用の流動化促進』と、株式投資などリスクマネーの増加促進だ。
余談になるが、これがなれば少子化対策にもなって労働人口の縮小対策にも寄与するだろう。
政府には解雇規制の緩和・撤廃とセーフティネットとしての職業訓練の充実、生活保護の厳格化と一時的な非正規雇用規制強化、株式等投資減税を期待したい。
①については、これは直接には結構難しい。だから、まずは高齢所の資産(貯蓄)を国内消費・投資に引き出して、それを現役労働世代の所得向上に当て、間接的に輸入・海外旅行・海外への投資の拡大を目指すという方向性が現実的だろう。③のイノベーション促進がここにもかかってくる。
FTAなどを通じた関税の縮小・撤廃や、高齢者の所得を若年層に移転するために様々な案件についての贈与税減税を進めることも政府には期待したいところである。
ま、とにかく、上記のような手を打たなければ、海外各国の経済が成長復帰して金利が上がるまでは(あるいはそうなっても)円高とデフレが続くということだ。。。
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